2004.1.8

君望、終わりましたね……結局水月エンドですか。なかなか最後は気合入ってましたけど、なんだかなー、って感じです。最後はもうちょっと遙に演技力がほしかったかな、というところ。……もう気持ちはマリみてに走ってるので、君望は過去作品です(笑) お疲れ様。

さて、いよいよ放映開始ですね。思わず生で見ちゃいましたよ。
うう、美しい。製作側の、作品に対する気合が見えてしまいますね。ガンバッテるなー。
原作を読んでからをキャストを見たとき、『音響さん、楽すんなよー』とか思ったけど(笑)、系列的配役(=最近共演してる人たち)が功を奏して、一体感ある演技が楽しめますね。これといって『?』というキャラがなく、先が楽しみ。この流れで、現世代までこないかなー。

マリア様がみてる(1/7)

原作第一巻の序盤のシーンを回想を交えて再構成。なので、冒頭はお茶会に祐巳たちが招きいれられてるところから。
左が一年生ながら『ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトン』である藤堂志摩子嬢。右が自称“写真部のエース”武嶋蔦子嬢。通称“カメラちゃん”

左:主人公の福沢祐巳嬢。同級生の桂嬢(姓不明)
ここでこのお話の概要を。やっぱりアニメという媒体になったことで、“名前は知ってるけど、原作読んでません”という方も多く、案外、一話での物語の展開が掴めてない向きもあるようなので……。いや、正月に読んでなければ、私もそうだと思います。展開を原作からアレンジしたことで、原作スキーな方にも楽しめる第一話になってる一方、中を知らない人は、投げちゃうような話の持ち出し方になってる気が……。
舞台は私立リリアン女学園高等部。ここはカトリック系の女学校で、大学から幼稚舎まで、一貫した教育が受けられるシステム。原作の文章をを引用すれば、

>十八年通い続ければ、温室育ちの純粋培養お嬢様が箱入りで出荷される、という仕組みが未だ残ってる貴重な学園である
(集英社 コバルト文庫 こ 7-15 「マリア様がみてる」今野緒雪著 p.6-p.7)

とはいえ、一応中途編入のシステムもあります(笑)
そんな貴重な学園ですけど、なかでも高等部には独自の“姉妹(スール)”という制度があり、上級生と下級生が特に親密な関係を結び、生活指導その他面倒を見たり助け合う、というしきたりが生徒間で維持されてます(校則等で規定されてるわけではない、自主制度です)。もちろん、3年間“スール”を持たない人もいます。この“スール”はロザリオの授受によって成立してるようなんですけど、そのロザリオが個人のものなのか、代々受け継がれるのかは謎です。
そしてもうひとつ独特なのが生徒会のシステムで、作中でも解説されてるように、構成メンバー3名、役職名(会計、など)はなく、尊称の“ロサ・キネンシス”(=紅薔薇さま)、“ロサ・フェティダ”(=黄薔薇さま)、“ロサ・ギガンティア”(=白薔薇さま)と呼ばれる、ということ。そして、上の“スール”システムと組み合わせ、一応の信任投票は行うものの、先代の薔薇さまの妹(プティ・スール)が受け継ぐカタチで代々運営している、ということ。ちょっと非民主的な匂いがしますけど、こういうのって日本人は好きですよね。まあ、日本人に限らないんでしょうけど。
そんなわけで、それぞれの“薔薇さま”の妹(プティ・スール)たるひとは、特に“つぼみ”(アン・ブゥトン)と呼ばれることになっています。
渦中の祐巳嬢に声をかけた小笠原祥子さまは、そういうことで“ロサ・キネンシス・アンブゥトン”(紅薔薇のつぼみ)と呼ばれてるわけですね。“次代生徒会役員”ということかな。
あ、補足ですけど、学園内では基本的に下の名前で呼び合い、上級生は“〜さま”、同級や下級生には“〜さん”、特に親しい下級生は“〜ちゃん”、妹には呼び捨て、姉には“お姉さま”が通常の呼称。ただ、上に書いた役員はその呼称で呼んでもかまわない、ということになってるようです。


蔦子さん(<=ちょっとリリアン風?)
この声の人、ネギまで主役になった人でしょ? 結構実力派ですね。

うーん、確かにイメージはピッタリなんだけど、やっぱり“なにか違う”と感じてしまう藤堂志摩子=能登麻美子。

一方で、初聞では、“?”と感じたんですけど、二回見たら、それほど違和感がなくなった“ロサ・ギガンティア”佐藤聖=豊口めぐみ。当然、彼女が藤堂志摩子嬢の“グランスール”です。

その白薔薇さまに、『祐巳さんは知らなくても、あなたの名前を知らない人はいない』といわれた蔦子さん。落ち込む祐巳さん。

祥子さまのお姉さま“ロサ・キネンシス”水野蓉子さま。篠原さんの演技が渋いです。さすが。

志摩子さんはもし長く続くようだと主役張る話がめぐってくるんですけど、もしそうなったら、そのときのお相手のキャストが気になるところ。

ところで、“スール”の解説に登場した、この二人はダレ?

まあ、こういうところからいろんな想像した方もいらっしゃるのでしょうけど、結構正統的な少女漫画のノリなので、過剰な期待はしないほうが。でも、典型的な少女漫画読んで泣ける方はオススメ。精神的なつながりの描写でうるうる来ます。

なんとなく志摩子さん。
ちなみに、普通、スールは一学年下の人と結ぶのですけど、モチロン、3年生が1年生と結んでもいいわけで、彼女はその例で、3年の佐藤聖さまとスールになって、そのために『一年でありながら蕾』という立場にいます。

真ん中がロサ・フェティダこと鳥居江利子さま。通称でこ(嘘)
その隣が“ミスターリリアン”の呼び声も高い“ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン”こと支倉令さま。

結構宝塚チック。ただ、その内実は……(以下ネタバレ規制)

その妹(プティ・スール)の“ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン・プティ・スール”こと島津由乃嬢。まだ改造前(笑)なので、大人しめ。
やっぱり、マーク2になって、いつでも青信号(イケイケ)になんないと、面白みがないなぁ。紅の次の黄薔薇エピソードが楽しみ。

まあ、見ようによってはアヤシイ世界ですけど、そんなにアレではないですよ。
それより、今回見てとても渋めの紅薔薇ファミリー(薔薇さまも、つぼみも)。特に伊藤美紀祥子さまは、この先の姉バカ街道をどう突き進んでいくかが、楽しみで仕方ありません。
祥子さまが祐巳にメロメロになっていくさまは、原作の楽しみの一つでもありますかた。(逆ではないですよ)

ところで、楽画喜堂さんその他こちらも)で取り上げられてる

うーん、たしかに“マリア様に合掌”はちょっとヘンなんですけど、私は観ててちっとも違和感感じませんでした。ナゼか?

>「あ、マリア像だ」
>柏木さんは二股の分かれ道で足を止めた
>「リリアンの生徒は、ここを通る時には必ず手を合わせるんだろう?」
>「よくご存知ですね」
(集英社 コバルト文庫 こ 7-15 「マリア様がみてる」今野緒雪著 p.170 太字引用者)

正直、“指を交互に組み合わせて合掌”となった方がそれらしい気もするんですけど、なんかそれだと見た目必死っぽい(笑)
で、自然な平手合掌になってるのでは? たしか、コミック版もそうなってた……。

まあ、伊達に監修はいってるわけではないでしょうから、このままメディア化されるのでは?
ところで、私は上のシーンはスルーしたんですけど、別のところでコケました。

まあ、本編ではなく予告ですから、そう目くじらたてることもないんでしょうけど、

祥子「いいから黙って、あなたは“ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール”になればいいの」
祐巳「こんなに長い名称をスラスラ言えるなんて、お姉さまってやっぱりスゴイ」
……あなた、ホントに“幼稚舎からのリリアン”福沢祐巳さんですか???

今回の話の中でも言われてるように、彼女、福沢祐巳は幼稚舎からずっとリリアンに通ってる、“純正リリアン”で、いくら一年生とはいえ、“ロサ・キネンシス”や“アン・ブゥトン”の名称にも親しんで、通常の会話で、空気のようにその単語を使ってる人。“プティ・スール”も同様で、実際、この回でも島津由乃の紹介で、“ロサ・フェティダ・アン・ブゥトンのプティ・スール”と澱みなくひとりごちてます。だから、祥子さまがああいう言葉を発しても、それで“スゴイ”とか思わないんじゃないかと。
モチロン、読者、視聴者、あと作中でも外部編入者はこの名称に戸惑うので、“スゴイ”と思うのでしょうけど、“その言語をしようするコミュニティ”に所属してる彼女がそう思うのは、かなり違和感があります。というか、人物設定の基礎をぶち壊すような予告はやめてください。思わずコケて、『あんた、福沢祐巳じゃなくて、植田佳奈だろ!』とか思っちゃいましたよ。

もう一個蛇足ですけど、ロザリオ受け取ってないのに“お姉さま”はあんまり……。

でも、不満はそのくらい。正直、瑣末なことで、かなり安心してハマれそうなアニみてです。
しかし、これは他人にはオススメしないなぁ。なんか、もったいない気分で(笑)

【今後のヨテイ】

2004年
1/11(日) 13:00 東京桜組新春特別公演 下北沢 本多スタジオ
1/11(日) 16:00 パステル1stCD発売記念ライブ 小川町 全電通ホール
1/19(月) 18:30 angela 1st Contact 2004〜ソラノコエ〜in Shibuya O-East 渋谷 O-East
1/25(日) 13:00 さんにんのかい 異聞西遊記「孫悟空」 新宿 紀伊國屋サザンシアター
2/1(日) 14:00 らぶドルRadioProject かかずゆみ サイン手渡し&握手会 アニメイト藤沢
2/15(日) 14:00 らぶドルRadioProject かかずゆみ サイン手渡し&握手会 アニメイト吉祥寺
3/23(火) 18:30 アニぱら音楽館スペシャル 五反田 ゆうぽうと


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